消えるB型 心理学者様へ

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筆者からの主張

私の本に関心を持って下さって有難うございます。山上一と申します。
 
血液型によって人の性格に違いがあるという考えの本です。
このことが「いじめ」やハラスメント、戦争等社会の様々な現象に影響を及ぼしていると感じています。
 
人間は目標がある時は、ABO血液型の三つの要素がその長所を生かし合って協力するが、目標を達成してしまうと、互いに欠点をつつきあって争うことになってしまったりします。
そして最も種内淘汰に適応したO型が最後に選択されるのです。
ネイティブアメリカンやアボリジニはO型が多く、現代に残るその希少な例だと思います。
 
私は思いますに、例えば「いじめ」の原理的な力は、生物のあり方そのものを表しているような気がします。
地球上の生物は全て生存競争を余儀なくされています。
狼や有害微生物を淘汰し、「鬼畜米英」とは平和条約を結んだ人間が、行き場を失った闘争本能を、本来楽しく睦み合うべき「級友」へ向けてしまったのが「いじめ」なのではないかと思います。
B型が主導してきた「種外淘汰」の時代から、O型が主導する「種内淘汰」の時代への万年単位の大きな変化が、今進行していると考えています。

八十五ページに書きましたように、「いじめっ子」「いじめられっ子」の、血液型による平均分布を調べてみる必要があるのではないかと思います。
「各血液型の特性」にありますように、B型、O型、A型、AB型によって性格に違いがあるのであれば、「いじめっ子」「いじめられっ子」の出現頻度に差があるのが当然と思われます。
これの証明は、いじめ問題の解決に大変役立つと思います。
更にはハラスメント、大きくは戦争なども、この「種外淘汰」の時代から「種内淘汰」の時代への万年単位の大きな変化の一局面であろうと思います。

この血液型の調査を出来ないものかと思案しております。
数十人に対する聞き取り調査でも、何か意味あるものが出て来るかも知れないと思うのですが……。
 
いじめに限らずとも「詐欺」をする人、される人、「浮気」する人、される人、犯罪や交通事故の加害者、被害者等々、対象はいろいろ考えられると思います。
血液型人間学を信じない人には世迷言と思われるかも知れませんが、信じる私には時代を読み解く強力なツールと感じられます。

現在、血液型と人の性格は関係ない、というのが常識的な考え方となっています。ウィキペディアにもそのように書いてあります。
しかし、私は関係があると思います。

今、占いのような扱いを受けている「血液型人間学」を、自然科学の一分野として世界中の大学で研究してもらいたいと思っています。
心理学や精神医学のみならず、遺伝子の生存競争の話でもあると思いますので、社会生物学の研究をしている方にも調べていただきたいと思います。

この世の全ては時間と共に変化します。
永遠の調和と思われていた宇宙でさえ変化し続けています。
人間社会も変化するのは当然だと思います。
ましてや天敵を駆逐してしまった人類においては、今、大きな変化の途上にあると思います。

宇宙の生命は、すべからく自然選択の過程を経ると思われます。宇宙の知的生命が繁栄する時、彼等も人類と同じように、天敵がいて、そしてそれを駆逐する過程があると思いますので、宇宙の知的生命一般にこのような変化が必然的に起こると思われます。
 
地動説が認められ、天文学が大きく発展しました。
自然選択説が認められて、生物学が大きく発展しました。
血液型人間学が認められたら、心理学が大きく発展すると思います。
血液型にはABO式、Rh式、MN式、その他多くの分類があるようです。それら全ての性格への影響が究明された時、人類社会の、いじめ、犯罪、戦争等を昔の話に出来るかもしれません。

どうぞよろしくお願いいたします。
 
心理学者様へ
物事において、ないことを証明するのは、原理としては無限回の証明が必要なので大変難しいのですが、「血液型人間学」の主流は能見正比古さんです。
十数冊の本で様々なデータを示しておられます。沢山な量ではありますが、有限です。
多くの学者様にご協力頂ければ追試できます。それによって、かなり正確な結論を出せるのではないかと思います。
よろしくご協力をお願いいたします。


理学部糖鎖学科

ウィキペディアでABO式血液型を引くと次のような説明がありました。

「A型はA型転移酵素をコードする遺伝子を持っており、この酵素が元になるH物質にN-アセチルガラクトミンをつけてA抗原を作るのに対し、B型はB型転移酵素をコードする遺伝子を持っていてこちらの酵素はガラクトースをつけB抗原を作る。

AB型は両方の遺伝子を持っているためAとB双方の抗原を作るが、O型はどちらも作れないのでH物質のままになる。

これらの抗原が最初に血液から発見されたために『血液型』という名称を冠するもので、血液以外にも唾液・精液など、すべての体液にも存在する」

ここで言う「H物質」とは糖鎖というものだそうです。そこには広くて深い生化学の世界が広がっています。
これはもう、文学部心理学科からは余りに遠い話です。
生物としての人間の中に、このような、実際の差があるからには、生物としての人間に様々な影響を与えている可能性があります。
その一部が心への影響であるように思われます。
心だけを想起させる「心理学」よりも人間全体を想起させる「人間学」の方がより現実に合っているように思います。

血液型人間学が実証された時、その影響は、政治経済、スポーツ、芸術……、およそ人の関わる全てのことに及びます。
血液型人間学のより深い理解のためには、心理学からの研究と共に、生化学からの研究も不可欠だと思います。
消えるB
もしも西郷どんがB型でなかったら
消えるB型
定価
1,188円 (本体 1,100円)
判型
四六並
ページ数
156
発刊日
2018/08/15

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