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はじめに/おわりに

はじめに

わたしは今年、七十歳になります。
若い頃、能見正比古さんの「血液型人間学シリーズ」の本を読んで以下のような発想を得ました。

何事によらず、基本的に世の中の物事の展開は、ます始まって、普及したり大きくなったりして、その後、定常状態に落ち着きます。
そして、その環境の中で、新たに何かが始まります。

このように、ぐるぐる回りながら、螺旋状に変化していくように思われます。
そして、定常状態で落ち着いた中から、新たな何かが始まる時に、破断的変化になってしまいやすいように思われます。
ここに、定常状態と新たな何かを繋ぐ要素が必要になると思います。

これらを纏めてみると、次のようになると思いました。

発生-新たな地平を拓く
成長-大きく成長させる
維持-末永く維持する
調整-異質なものを繋ぐ

人類の諸活動をこういう視点で見た時、能見正比古さんがその著書で分析している各血液型の気質が、この四要素に対応するのではないかと思いました。
すなわち、

発生-B型
成長-O型
維持-A型
調整-AB型

私の血液型はB型です。
ですから、B型の有名人を見つけるとつい注目します。

思い浮かぶままに書いてみます。
ますは、只今大ブレイク中の総理大臣、安倍晋三さん、「今太閤」と持て囃された田中角栄さん、同じく総理大臣を務めた竹下登さん、古いところでは東条英機さん。
スポーツでは最近引退されたフィギュアスケートの浅田真央さん、水泳の木原光知子さん、プロ野球のイチローさん、同じく野茂英雄さん、長嶋茂雄さん。
芸能界は、先年亡くなられた森繁久彌さん、森光子さん、「寅さん」の渥美清さん、「不器用な」男、高倉健さん。
西田敏行さんは大病から無事生還されました。
最近では、小説などもお書きになる異色のAV女優、紗倉まなさん、旦那さんが居てなお人気抜群の、タレントの鈴木奈々さん。

歴史上の人物では、NHK大河ドラマ「西郷どん」の西郷隆盛。坂本龍馬。
確証はないものの、ネットで多くの人がB型だとしている、織田信長。
科学者では「小惑星イトカワ」で話題になった、日本のロケット開発の父、糸川英雄博士、同じく科学者では世界のスーパースター、アルバート・アインシュタイン博士。
日本人でノーベル賞を受賞された、iPS細胞の山中伸弥さん、「レーザーイオン化質量分析技術」の田中耕一さんなど。
芸術家では放浪の画家、山下清さん。「芸術は爆発だ」の岡本太郎さん、映画監督の黒澤明さん、などが頭に浮かびます。

新たな地平を拓く人、仲間内の人間関係に淡々とした人、そして、斃れて後已む、大きく足元を掬われて高転びに転んだ人、B型にはそんなイメージがあります。
今日、ブラッドタイプ・ハラスメントという言葉があったりして血液型の話を真剣に取り扱うのが憚られる雰囲気もあります。
どうやら、B型が一番評判が悪いように思われます。
しかし、私には、B型は極めて建設的な性格に思えます。

若い時の失敗を噛み締めつつも、辛抱たまらず、齢七十古希の秋、震える足を踏み締めて立ち上がった次第です。

山上 一

おわりに

人が都市に住み始めた頃、公衆衛生が問題でした。伝染病で人口の何割もの人が亡くなったりしました。公衆衛生が発達して現代、先進国では伝染病はさしたる脅威ではなくなりました。

 

現代日本で、伝染病で亡くなる人は極稀です。交通事故で亡くなる人は年間数千人、自殺者は約三万人、行方不明者は約八万人です。

 

交通事故の一部、自殺者のほとんど、行方不明者の大半は精神衛生の対象だと思います。精神科のお医者さんの仕事です。

 

種外の敵を駆逐して地球の上に人が満ち満ちた現代は、種内淘汰の時代です。種内淘汰というのは、やはり精神的に苦しいです。戦争や共食いのイメージです。

 

微生物の研究や、宇宙開発とは、気持ちが違います。ですから、精神衛生が非常に重要な時代になってきたと思います。

 

冷戦が終わって平和になるかと思いきや、世界中でポコポコと紛争が絶えません。

一旦おもしが取れると、こうまで乱れるものかと驚きます。

これらも人の心の所産であれば、精神医学や心理学の対象だと思います。

 

 

心理学の本に「黒胆汁質、粘着質、胆汁質、多血質」や、ドイツの精神科医クレッチマーによる類型論「細長型、肥満型、闘士型」などと書いてあるのを見て、「駄目だ、コリャ」と思いました。『血液型人間学』の方が余程まともに感じられます。

 

血液型人間学では、基準が極めて明確です。

 

大望を持って医学を希望する人が精神科を目指せば、そこには無限の〇野が広がっているでしょう。

 

人は血液型に依って性格に違いがある。その違いに依って、ある場面では、その長所を生かし合って協力して事に当たります。別の場面では、その短所を攻撃して滅ぼし合う、ということをしているように思われます。

 

家庭の中で、ご近所同士で、会社内の社員同士で、一つの国の中の国民同士で、国際社会において国と国とが、それぞれ協力し合ったり、攻撃し合ったりしています。

 

血液型に依ってそんなメカニズムが働いているように思われます。

 

血液型は、非常に身近なものです。

 

ですから、血液型は地動説や進化論よりも、私たちの社会にずっと大きな影響を及ぼすと思います。

 

より深い研究が必要です。

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消えるB
もしも西郷どんがB型でなかったら
消えるB型
定価
1,188円 (本体 1,100円)
判型
四六並
ページ数
156
発刊日
2018/08/15

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